富士山旅行

夏休みではありますが、娘は学校の合唱部とバレエ教室の発表会の練習と塾で、ほぼ毎日スケジュールがぎっちりです。

8月11日から数日間だけ予定なしということで、その間に家族旅行に行くことにしました。

いやー、いちばん混むときやんか!

コロナの自粛中の、のんびりゆったり旅行に慣れておりましたが、なかなかしんどい旅になりそうだ。

どこ行くの? といえば、富士山! ってことでしたが、山を歩くのはいや! ってことで、クルマで行けるところまで行くことにしました。

毎日通学で山歩きしていて、休みの時まで登りたくないし、虫が嫌いっていうのですけど、富士山は行きたいそうです。というか、富士急ハイランドにいきたいそうです。

ということで、渋滞と暑さを避けるために、深夜2時に出発。愛車は父の形見のBMWミニの初期型、3人乗って荷物も詰めたらパンパンです。

御殿場の駐車場なら5合目までマイカーで行けるとのことで、そこまで行きました。倫理法人会の富士高原研修所に行ったことはありますけど、5合目まできたのは初めてです。富士山の地面って、黒いゴロゴロした砂粒なのですね。溶岩らしいです。

5合目の広場で、カレーライスと、ピザをいただきました。

(ここから先は、歩いて登るコースです)

御殿場では、えびせんべい工場にも行って、オリジナルエビせんべいづくりもしてきました。

えびせんべいに富士山。

青木ヶ原樹海の中にある富岳風穴と鳴沢氷穴も見学。洞窟の中は人で大渋滞でしたが、ものすごく涼しかったです。というか、寒かったです。気温0度。天然の冷凍庫です。戦時中の人の来ない時は、入り口まで氷でぎっちりだったそうですね。

標高990メートルにある、ペンション村のペンションで2泊。温泉はありませんでしたが、1年前にペンション経営を引き継いだという、元高校教師夫婦の初々しい経営がステキでした。

夕食は頼んでおらず、近くにレストランもなく、コンビニ飯を買って、ペンションで食いました。

早朝に目が覚めて、テニスコートで太極拳。

2日目は、富士急ハイランドで絶叫体験。ひっくり返るのとか、落っこちるのとか、これは体感コントロールのいい訓練になりますね。

上を向いているのか下を向いているのか、前進しているのか後退しているのか、現状認識は戦闘時も大切です。無重力で内蔵が体内で浮いている感覚も、新鮮でありました。

(富士急ハイランドにはフェイクニュースがいっぱいです。笑える分には良いですね)

この日は、ペンションの夕食もお願いして、山梨ワインもいただきました。

関西からのお客さんが多かったみたいで、早朝のテニスコートで話しかけたら、八尾からの家族でした。あら。ご近所でしたね。

3日目は、予定に入れてなかったのですが、河口湖音楽と森の美術館に行きました。ちょこっと覗いてみるだけだったので、2000円は高いなあと思いましたが、ここがなかなか面白く、結局夕方までおりました。

ピエロのオペラショーとか、超巨大オルゴール(建物全体がオルゴール)演奏とか、2000円以上の値打ちはあったなあ~。

夕方までいたのは、娘がオルゴールづくりをしたい!といって、絵付けにやたら時間をかけて、絵の具が乾くのを待っていたからです。

その間、私は置いてあった葛飾北斎の漫画集を見て感動しておりました。北斎って、富士山の風景とか歌舞伎役者の絵を描く絵描きの認識でしたが、ものすごい学者というか知識人というか、レオナルドダビンチみたいな人だったのですね。

漫画といってもストーリーのないイラスト集みたいなものです。弟子の為に、見本として描かれたらしいですが、人物、動植物、建築、風景、妖怪など、ありとあらゆるものを描いていて、なかには武芸とか、関節技の指の細かいところもリアルに描かれていたりして、北斎のイメージが全く変わりました。北斎、すごい!

富士五湖も全部見て回りました。

山中湖はマリンレジャーでごった返していて、河口湖はペンションだとか文化施設がたくさんあり、西湖は旅館とか民宿が多く、精進湖は静かな水上競技場? 最後に見た来栖湖は、千円札(旧札になりますね)の裏に載っている富士山の撮影場所という、絶景の場所です。

千円札を見ながら写真を撮っている人が、私以外にもおられました。

ところで、千円札の裏の富士山って、湖に写っている山が、富士山じゃないですよね。本栖湖の現場に掲示されていたオリジナル写真では、上も下も富士山なんですけど、お札の裏は違ってます。なんか都市伝説陰謀論を聞いたことがあるような気がするなあ。

(曇っていたので、湖面への映り込みは撮れませんでした)

そして、帰途につき、ちょっと走っては、仮眠を繰り返しました。東名高速って制限速度120㎞/hなんですが、夜は100㎞/hもよう出しません。追い越しの時に気を遣うし、目も疲れます。

10時間ほどかけて、日の出を見ながら帰宅しました。

こんどは、混んでいない時期に、富士山頂から御来光を拝みたいと思います。

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