大東流合気柔術のエネルギーメディテーション

友人のお誘いにより、大東流合気柔術光道のENERGY MEDITATIONに参加しました。

気とか光とか、うさんくせえと思いつつ、まあ、行くからにはしっかり楽しもうと思って行きました。

会場は小さなヨガ教室みたいなところでした。

古賀先生は「気」について、どんな説明をされるのかなと思っていたら、外国人の参加者には「フォース」と説明されてました。「マッスルパワー」の対語としてです。

先生は、スターウォーズのヨーダが語るフォースのイメージで説明されたと思うのですが、普通、フォースと言ったら、軍事力とか、物理的な力だと思うのですが、外人の人、どうとらえたでしょうね?

でも最後に「気は大宇宙の惠み、それを体に充満させる」というお話をされて、それはすごく納得です。

デモンストレーションでは、力いっぱい押したり握ったりしてくる参加者を、先生がフォースの力で総崩れにするとか、太極拳でもなじみのあるのもありました。

それなら僕にもできる! 勁の力で、とか思いましたが、後ろ向きに立たせた人を、後ろから触れずに引き寄せたりするのは、よくわかりませんでした。

拳を握って打ってきた人を、無の力で動かしてしまうエクササイズも、できませんでした。

相手に動きがあれば、化勁発勁で抜根するとか双重にするとか、どうにかできますが、打ったポーズのまま止まっている人は、私にはどうにも動かせません。

相手してくれている友人も熟練者ですから、揺さぶりをかけたくらいでは動いてくれないです。

古賀先生から「接触点だけで感じていると動かない、オーラをまとった塊を空間ごと移動させる」とアドバイスを受けて、ちょいと手伝ってもらったら、相手は動くのですが、一人でやるとやっぱり動かず。ようわからんなあ。

でも、隣の初心者の人が、なにげにできてたりします。

これは武術じゃないんですよ、ということで、私の身体操作は、どうやら武術の枠にはまっているようです。

どうしても、体重のバランスとか、勁の薄い濃いを探ってしまいまして、空間ごとというのが、理解できません。脳みその書き換えができぬ。

それから、体軸がしっかりするという、掌をしっかりパーに開いて、前後に振るエクササイズがありました。

ビフォーアフターで、本当に立ち方のしっかり度合いが変わりまして、これは面白かったです。

パーにしてしっかり指を広げるという手形は、太極拳ではありませんものね。柔らかく伸ばすというのと違うのです。

なんでこれでしっかり立てるようになるのか、誘ってくれた友人も「よくわかりません」と言ってました。メカニズムがわからんでも、そうなるもんはそうなるのでしょう。

未知の身体操作法は、世の中たくさんあるのだろうなあ。

最後に座禅を組んで、パーを膝の上でしっかり広げての15分間の瞑想、これは気持ち良かったです。整体を受けたような気分になりました。

まあ、合気柔術を習いたいとまでは思いませんでしたが、まだまだ知らないこと、未知の領域があると知ることができまして、世界が広がったような気がします。

これまでの少ない経験から、合気柔術がいう「気」は、太極拳の「勁」だと思っておりましたが、それだけでは説明しきれないフォースの力は、たしかにあるような気もしてきました。

推手道場で気、気、気~といっている先輩を心の中で馬鹿にしていたのですが、ちょっと、やめときます。

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