お花見シーズン、京阪電車に乗って、京都に向かっておりました。
お花見に行ったのではなく、太極拳の練習です。
いつも、500円払ってプレミアムカーに乗るんですけど、この日は満席だったので、一般車両で立ちっぱなし。
立つのも修行になっていいのですが、練習前に疲れたくないので、行きは座ることが多いです。
満席の車両では、真ん中の通路で、幼稚園くらいの女の子がリュックを担いで、水筒を持って、座っておりました。あらあら、かわいそうに。
ところが、地べたにお尻をつけているのではなく、しゃがんでるのです。それも、体がストンとまっすぐ、抜群の安定感で。
うちの子がこんな座り方をしたら、コロンと後ろにひっくり返るなあ。えらい体幹のしっかりした子やなあ。
と思っていたら、隣りのお母さんも同じように座ってました。
子供はええけど、お母さん、電車の中で、行儀悪いで!
さて、予想のついた方もおられましょうが、「媽媽~」と女の子がしゃべりだしたのですね。
それで、中国の方だとわかりました。やっぱし!
太極拳を習得するうえで、しゃがめないのはマイナスです。
そこが現代日本人のウィークポイントだと思いますが、きょうびの中国人も、現代生活でなまっておるだろうと思っていたのです。
しかし、支那人のアドバンテージを目の当たりにしてしまった!
陳家溝には、老老架式と呼ばれたり、第1段階とされる、子供向けの套路があると聞きます。
安田先生に見せてもらいましたが、大人にはもちろん、現代日本の子供にもキツかろうと思いました。
しかし、中国人の子供を見て、なるほどなあ~、そうなのね、とっても納得したのでありました。
スタートの場所が違うのですね。
子供には、ここから始めねば! と認識を新たにした次第です。
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