システマの先生が、いつも草履で来られているので、年中それなんですか? と聞いたのです。
ビーチサンダルの、底が薄くて、鼻緒がユルユルの細い紐で、踵の方にも紐がついているという風な変わったセッタなのです。足の裏だけちょっと保護しているけど、ほぼ裸足といったものです。
お答えは、年中これ、冬でもぽかぽかと温かくなるから大丈夫!ということでした。
人間、ちゃんと体を使えば、体の機能がちゃんと働く、というようなお話を伺いました。
そういえば私も、高校生の時とか、年中ビーサンでしたわ。通学時は靴を履いてましたが、靴下というものを履いておりませんでした。校内はスリッパ。
中学は剣道部で、高校大学は少林寺拳法部で、ずっと裸足だったし。
自動車屋に就職した時も、作業服にビーサンで、洗車していることが多かったです。
現在は、太極拳の練習ではペラペラのカンフーシューズですが、外出時はタクティカルブーツ、トレッキングブーツのことが多いです。
これは、どんな状況でも対応できて、いつ何時災害が発生しても大丈夫なように、という気持ちもあります。あの手の靴だと、何時間でも歩けますし。いざとなれば武器にもなります。
カンフーシューズでは、長時間歩くのは辛い。いちおう足をくるんではいますが、ほぼスリッパみたいなもんです。
しかし、システマの先生のお話を聞いて、考えてしまったのです。
科学の粋を集めた重装備の靴に慣れていて良いのだろうか? カンフーシューズで歩きにくいなんて、人間の機能が退化していないか?
このごろ、丹田に気が落ちる感覚(?)が出てきて、靴の違いによる体感の違いを感じるようになってきました。
ペラペラのカンフーシューズだと裸足に近いですが、踵が少し高くなっている靴を履くと、バランスが変わります。
歩くにはいいのかもしれませんが、丹田感覚がちょっと逃げる、といいますか、フル充電状態ではなくなるというか。
立ち方も変わります。底の薄いカンフーシューズを履いた時の方が、底の厚い靴を履いている時より、背が高くなって、姿勢に迫力が出るような。
急に敵が襲ってきたとき、普通の靴を履いていたら、あ、ちょっと待って! という気分になるけど、ペラペラシューズなら、よろしい、お相手しよう、という気分になるような気がするのです。
そんなシチュエーション、なってみないと、わかりませんけど。
以前はそこまで靴による違いは感じてなかったのですが、このごろ、けっこうな違いを感じるようになっていたみたいです。システマ先生のビーサンの話がキッカケで、考察してみました。
というわけで、靴底の傾斜や厚みは、体術に影響する!と思いました。しらんけど。
こちらが、システマの先生が履いていたのに似ていますが、底がもっと薄かったように思います。
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