総理大臣を標的とした無差別爆弾テロについて

殺人未遂で済みましたが、エライ事件がありましたねー。

和歌山の漁港で岸田首相が選挙の応援演説をしようとしたら、爆弾を投げ込まれた事件です。

赤と青のコードがついてチカチカ光る円筒形の筒が、煙を出しながら、岸田首相の足元に、ガコッと落ちて、隣のSPが大慌てで防弾カバンを広げて岸田首相に覆いかぶさり、振り払われた爆弾は、聴衆の方にコロコロ転がり、大悲鳴の大パニック!

投げ込んだ犯人の方は、近くにいた海の男たちが、連係プレーで間髪入れず取り押さえ、漁師のおっちゃんが、犯人が手に持っていた二本目の爆弾を投げ捨てた!

岸田首相の立っていた場所では、1本目の爆弾が、ドカーン!!

まるで、名探偵コナンか相棒のワンシーンのようです。

警官一人がちょっと負傷したようですが、死人が出なかったのは奇跡じゃないかと思います。

爆発までにタイムラグがあったのと、周囲の漁師たちの動物的反射神経による対応にて、最悪の状態を防げた感じですね。

訓練を受けているSPはともかく、漁師さんの反応がすごかったです。さすが自然の中で命を張って生きているだけありますね。

私があそこにいたとして、あんなに機敏に動けたかどうか?

判断に迷っているうちに、犯人と一緒に吹き飛んでるんじゃなかろうか?

いざというとき、一瞬で気持ちが切り替わり、戦闘モードになれるかどうか、これは武術でも大切な要素でありましょう。

SPは、常にピリピリしていると思いますけど、漁師のおっちゃんたちは、直前まで、のんびり総理大臣のお話を聞くつもりでおったはず。

この切り替えの早さ、武人やなあー。漁師はすごい。

岸田首相もすごいと思いました。

さすがに現場での演説はできなかったようですが、その後の予定を中止しなかった根性がすごいです。テロには屈しないぞという意思表示ですね。

まかり間違っていたら、というか犯人の思惑通りに事が進んでいたら、岸田首相はチリヂリバラバラの肉片となっていたかもしれません。(爆弾の威力がどの程度だったのかよくわかりませんが。)

SPや、聴衆の前列あたりも、大勢死んでいたでしょう。

それでも、決行!

周りの人は大変でしょうが、日本のトップがへなちょこの姿勢を見せたら、世界中になめられます。膝はガタガタ、顔面ピクピクだったとしても、強気を見せたのは素晴らしいと思います。将たるもの、そうでなければ。

これも私だったらどうかなあ。こらやばいで、作戦中止! となるかもしれません。

それにしても、日本も危ない国になってきましたねえ。

前首相が狙撃で暗殺され、現首相が爆弾テロで襲われるって、どこの物騒な国の話よ、と思ったら、うちの国かーい!というかんじです。

悲しむべきことですが、防犯、防衛の体制を、もっとガチガチにしないとしょうがないです。

総理大臣とかVIPだけの話でなく、一般国民も、強盗とか誘拐とか詐欺に対して、防衛力を強化せねばなりません。

国で考えれば、戦争の抑止となる防衛力を持ち、いざ戦争となったとき、こちらの被害はゼロ、相手は壊滅というくらいの戦闘能力の差をもっておらねば平和は保たれぬ、と思います。

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