パンクしたときのタイヤ交換の方法

中古車屋さんの裏話

タイヤ交換は、教習所で習うはずですが、交換のできない人、多いですね。

最近の車は、パンク補修材がついていて。予備のタイヤを積んでないものもありますが、交換の手順は知っておいたほうが良いです。

知っておくだけでなく、練習しておいたほうが良いです。いざ、交換が必要な状況になった時、多分戸惑いますので。

スペアタイヤへの交換の手順。

平坦な舗装しているところに車を駐め、エンジンを切り、ブレーキがかかっているか確認し、キーも抜いておきます。安全のためです。

交換するタイヤの手前に、予備タイヤ、ホイルナットレンチ、ジャッキ、軍手、クルマの取説をならべます。

予備タイヤというか、緊急用タイヤは、長いあいだ使っていないと、空気が抜けて空気圧が不足している場合があります。空気圧計(エアゲージ)ではかってみましょう。緊急用タイヤの指定空気圧は、通常のタイヤより高めです。

 

エーモン 6778 エアゲージ

 

不足している場合は、空気入れで補充しておきます。自転車用でも、さきっぽのアダプターを外せば、クルマ用になります。
作業は、まず、交換するタイヤのホイルナットをある程度緩めておきます。

車載のホイルナットレンチより十字レンチのほうが力をかけやすいです。

結構固いので、体重をガンガンかけて緩めます。(方向を間違えませんように。)

ホイルナットが全部緩んだら、ジャッキアップします。変なところにかけると、危険ですので、取説に書いてあるジャッキアップポイントをはずさないように。

ジャッキアップポイントは、すこし厚みがあって丈夫になっています。間違えると、鉄板が曲がります。

ジャッキアップしてタイヤが地面から浮いたところで、ナットを外して、タイヤを外します。(ホイルキャップも)

このとき荒っぽく外すと、タイヤが飛び跳ねたりして突き指したり、あごに当たったりして危険ですので、丁寧に。

パンクしているタイヤを外して、予備タイヤをはめてナットを締めます。

タイヤがぺっちゃんこになっていた場合は、もうすこしジャッキアップしないと次のタイヤが入らないかもしれません。

ナットは、対角線順に締めていくと、スピーディーに無駄なく締めていけます。

手で回らなくなるくらいナットを締めたら、ジャッキを下ろします。

おろしてからナットをキッチリ締めます。体重をかけて、ナットが「カキン!」と音をたてるまで締めればOKです。

いっぱいまで締まったところから45度まわせば、カキン!と鳴ると思います。(といって、鳴らないからといって、締めすぎないように。整備士はトルクレンチで測りながら締めます。)

パンクしたタイヤは、ガソリンスタンドに持って行って修理してもらいましょう。

釘などを踏んでいた場合は、ひっこぬいてゴムを詰めて修理できますが、側面が切れていたりすると、残念ながら治せません。

雪道での、チェーン取り付けもそうですが、練習しておかないと、本番でうまく出来ません。

平常時の心落ち着いている時に練習しておきましょう。

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