てんぷらナンバーと盗難車

中古車屋さんの裏話

中古車業販をしているころ、当時は取引先の調査なんかしていませんでした。

金さえ払ってくれればOKという感覚です。

自動車の場合、名義変更に関するトラブルが多いので、得体のしれない業者にナンバープレート付きを売るのは、リスクが高いです。

ある業者に、中古車を業販しました。

検査は抹消されていて、プレートのついていないクルマなので、まあ、現金と引換で大丈夫だろうと思っていたら、数日後に警察の事情徴収を受けました。

そのクルマ屋さん、盗難車のプレートを付けて乗り回してたんですね。

ふつう、プレートのないクルマを回送する場合は、市役所で赤い線の入った臨時運行ナンバーを借りて、それをつけて走るんですけど、別の車のプレートを付けて走っていたんですね。

こういうのを「テンプラ」といいます。

しかも、よりによって盗難車。

まあ、中古車の世界は、怪しい世界でした。

[テンプラ] ブログ村キーワード

コメント