速読で読書スピードアップ

学習・資格・教養

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フォトリーディングで速読に挑戦するも挫折

仕事の資料や本など読むものが膨大だったことがあり、速読に挑戦しようと思ったのが、かれこれ7、8年ほど前。

最初に試したのがフォトリーディングという方法です。本をパラパラめくって眺めていると、映像として潜在意識に焼付けられ、覚えていないようでも試験に受けるとばっちり回答が出てくる! というものでした。

これはいい! と思って、ケアマネージャーのテキストをフォトリーディングで3回ほど読み、試験に望みましたが、一問もわかりませんでした。

ということで挫折。

速聴で速読

次に挑戦したのが、速聴です。これは本を朗読しているCDを速聴器で2倍速や3倍速にして聞き取りながら、文字を追うというものです。

耳がスピードに慣れれば、文字も頭のなかで音声に変換されるわけだから、読み取るスピードも早くなるという理論です。

訓練の成果で、3倍速くらいまでははっきり聞き取れるようになりました。文字を読むスピードも3倍速です。ただ、同じ内容を繰り返し繰り返し聞いていたので、内容を覚えてしまっていたような気もします。

初めての本を読むときも、以前よりは速くなったかな? という感じはしましたが、速読という言葉に期待するほどのものでもなかったです。

速読の学校

速読の学校で効果を実感

最後に行き着いたのが速読の学校です。学校と言っても教室に通うのではなく、インターネットのプログラムです。毎日の課題があって、だんだんレベルアップしていく楽しみもあり、これは長続きできました。

一日15分くらいのトレーニング後、毎回スピードの測定をします。一分間で何文字、という測り方です。私は分速2000文字くらいからスタートして、1年で8000文字まであがりました。

今は、文庫本が15分か20分くらいで読めます。30分程度の通勤電車の往復で1冊づつ読めますね。もっと上級になると、パラパラめくるスピードで読めるようです。

この速読の学校というプログラムは、速読研究30年で特許を取られている川村明宏先生が開発したプログラムです。

>>速読の学校

フォトリーディングのような、映像を潜在意識に焼き付けるという難易度の高いものではなく、文字を高速で目で追っていく訓練です。音声に脳内変換するのではなく、文字のまま脳で認識していくというのがスピードの肝で、ここのところがなかなか難しいのですが、数ヶ月続けていると、できるようになります。

それで内容が覚えられるのかといえば、けっこう覚えていて、同じ本をしっかり読み込んだ父と、10分で読んだ私が、本の内容について議論できました。細かいところまで覚えられなくても、どの辺りに何が書いてあったかということも覚えられるので、読み返すのも速いです。

書籍や任天堂DSでも速読術を販売されていますが、私のような飽き性の根性なしには、学校という半ば強制的なプログラムが良いですね。毎月少しづつ難しくなっていくのが、なかなか楽しいです。

>>速読の学校の公式ページ

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