伊勢神宮の特別参拝

旅行

伊勢神宮の遷宮のときに寄付した人には、特別参宮章を送ってくれます。(上の写真。)

これは特別参拝のできるチケットです。

特別参宮章をいただいたものの、なかなか行くチャンスがなかったのですけど、今回ようやく、お参りに行くことができました。

目次

特別参拝とは

内宮の場合、五十鈴川の橋を渡って、五十鈴川で手と口を清め、人の流れに乗って、ずずずいっと奥の方まで行くと、正宮(しょうぐう)の前に行き着きます。

階段を登ったところ、門前の白い幕の前で、二礼二拍手一礼するのが、普通の参拝(一般参拝・略式参拝)ですが、特別参拝は、さらにその奥、垣根の中に入って参拝いたします。正式参拝とも御垣内参拝(みかきうちさんぱい)ともいいます。

垣根の中は内院といいまして、茅葺屋根の御正殿がある最も神聖な場所です。

(撮影禁止のため写真はありません。)

この御正殿が、20年に一度、遷宮されるのですね。

特別参拝の方法

私達の家族は、遷宮のときに寄付金を納めさせてもらったもので、特別参宮章をいただけてますけど、そうでなければ、神楽殿の御札授与所で申し込むようです。初穂料という寄付金を納めると参拝できます。

金額の指定はないみたいですけど、5000円からみたいですね。

垣根の入り口で、代表者が記帳します。

最初の垣根の中で、コートや帽子などを取りまして、荷物も全部おいて、神官についていってさらに内側の垣根の中に入ります。

足を捻挫しそうな大きな玉砂利の上を歩いて、御正殿の前にならび、傘もおきまして、そちらで二礼二拍手一礼です。

祈祷じゃないので、祝詞を上げてもらうとかはありません。

あっさりしたかんじではあります。

(私たちは内宮の正宮に参りましたが、外宮でもおんなじようなかんじのようです。)

特別参拝の服装

伊勢神宮の特別参拝は、正装でないと、御垣内には入れてもらえません。

うちは私がスーツ、妻と子は着物でまいりましたので、問題なく入れてもらえましたが、カジュアルスタイルだと断られるそうです。

上から下まで正装でないとダメ、ということでした。

コートとか帽子などの防寒具は、着ていってもいいですが、御正殿の前に出る前に、ぜんぶ脱いで入ります。

財布の入ったカバンも置いていくことになりますが、まあ、ドロボーが入ってこれるような場所じゃないので心配はないでしょう。

当日は雨降りでしたので、傘だけは、前までさしていけました。

1月の寒い日でありましたが、神様の前で緊張しているためか、ぜんぜん寒さを感じませんでした。伊勢神宮に入った時点から、神聖な場所だという感じはしますが、御垣内はやはり別世界の感じがします。神様の領域ですね。

普段ギャーギャー騒ぐうちの6歳児も、神妙にしておりました。

二礼二拍手一礼のあと、お願い事とかする気分にもならず、ただ神様の前に立たせていただいたという気持ちで、参拝させていただきました。

伊勢神宮へのアクセス

私がお参りに行ったのは、正月三が日も過ぎた1月8日でありました。もう空いているかなと思いましたが、まだまだ自家用車で乗り付けるのは難しいようでした。

雨のためか、だいぶん空いていたという話でしたけど、高速道路の最寄りのインターチェンジ(伊勢西ICおよび伊勢IC)は閉鎖されているし、駐車場も、半分くらいは閉鎖されております。

で、クルマはホテルにおいておきまして、ホテルの送迎バスで鳥羽駅まで送ってもらい、鳥羽から五十鈴川駅まで30分に1本の近鉄電車に乗っていき、五十鈴川駅からタクシーで内宮まで行きました。

タクシー料金はおよそ1,000円くらいです。

タクシーでしたら、鳥居のある宇治橋の手前まで進入できるのですが、正月の間は、あまりの渋滞で、タクシーさえ、そこまでもたどり着けなかったということです。クルマでお参りに行くのはおすすめじゃないですね。

交通規制のある時は、パーク&バスライドが実施されております。三重県営サンアリーナが臨時駐車場になっており、そこからシャトルバスで伊勢神宮に行けます。そちらを利用いたしましょう。

 

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