自動車保険が、保険会社の足を引っ張っているので、外資に売っぱらってしまう、とかいうようなニュースを見ました。
自動車保険は儲からないという話は、以前からよく聞いております。特に大阪は全国ワーストで赤字だとか。
理由は、なんとなくわかります。
まず、事故が多い。
それから、ドライバーは事故があると、やたら高い見積をとって、タダでは転ばないという風潮があります。どうせ払うのは保険会社なんだから、小さい事故でも、おもいきりふっかけてやろうというケースはよく聞きます。
ちょこっと、バンパーをこすられて、コンパウンドで磨けば綺麗になるようなものを、バンパー交換、なんて見積もりを取るわけです。
実際はコンパウンドでちょこっと磨いて、板金屋さんからキャッシュバック。
人身事故でもそうです。
整形外科は交通事故と聞けば大喜び。患者の事故負担はありませんから、もう治っているのに、というか、たいして自覚症状もないのにむち打ちの治療を引き延ばします。
患者といえば、被害者だし、無料で診てくれるんならけっこうけっこう、会社も休んで休業補償もいただける。
小さい事故でもこんなかんじですから、でっかい事故ともなればなおさら。
また、盗難も多いです。車庫あらしで窓ガラスが割られる程度ならまだしも、車ごと盗まれるというのも多い。だいたい海外行きですね。
盗まれたというふうにして、解体して埋めてしまうという話も聞いたことがあります。これはもう、保険金詐欺ですけれど。
保険屋さんも、やっとられん! ってなるのも当然ですね。
保険が相互扶助だという認識がまるでないのが、モラル皆無の原因なのかもしれません。
しかし、保険の始まりは、実はギャンブルという説もありますので、なんとも言えませんね。
(貿易船が、無事帰ってくるか、途中で沈むかに、お金持ちが賭けたのが保険の始まりだとか)
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