現代アート作品を鑑賞しました

音楽・美術・芸術・映画

現代アートの作家のお友達がおりまして、そのまたお友達の作家の展覧会を、家族そろって見に行きました。

作家は、デンマークのスティーン・ラスムッセン(Steen Rusmssen)という人です。

>>Steen Rusmssen展 at ギャラリーいろはに in 山之口商店街

目次

現代アートの楽しみ方

現代アート、現代美術というと、なんだかわけがわからないもの、理解しがたい難解なものというイメージがあるかもしれませんが、実際にそんなかんじなんですけど、見て楽しむ分には、それほど構えなくても大丈夫です。

うちの子は、これ好き、これ嫌い、なんて評価しておりました。

 

現代アートって、とっても幅広くて、ポップで楽しげなものから、ドロドロのグニャグニャのエロ気持ち悪いものまで、さまざまです。

現代アートは絵画に限らず、写真とか工作物とか、いろいろありますね。展示期間だけしか存在しない空間的な作品(インスタレーション)もよくあります。

最近は、フィギュアだとか、オタク的アイテムも現代アートになってます。

作家の主張や、社会批判が込められていたりして、芸術ではありますが美しいとは限らないです。

 

現代アートとはなんぞやという定義は、これもまた難しいようですが、私の知り合いのウエダリクオさんがいうには、現代アートとは、最先端の前衛(アバンギャルド)で、世の中の先を走っていて、世間にはまだ理解されないけど、社会や科学に影響を与えたりすることもある表現、ということらしいです。

だから、世間に認められたら、そこで現代アートとしては終わり、ってことですね。

 

というわけで、現代アートってよくわからない、というのは正常な認識です。

よくわかる! という人は、ウソつきか、作家以上に前衛の最先端を走っているということになりましょう。

または、その作品が、現代アートと呼ぶほどでもない、ちょっとウケを狙っただけの陳腐なもんだってことになります。

現代アートと投資

何億円もの値段がついて、世間に認められているような作品もありますが、前述の説に照らし合わせると、そんなのは、もはや現代アートじゃないということになりますね。

最先端であり続けている作品だと、いつまでもだれにも理解されず、市場で流通するのも難しいでしょうから、投資の対象にならないような気がします。

買い集めるのは、投資で儲ける気もない、欲のない、好き者のコレクターだけですね。

 

投資の対象、資産にするなら、やっぱりピカソとか、ゴーギャンとか、広く世間に認められた作品がよいでしょうねー。

現代アートなら、そのうち世間が追いついて、将来は認めてもらえそうな作家の作品がいいでしょうけど、そんなのは新規上場株とか、生まれたばかりの仮想通貨に投資するようなもので、ビットコインみたいに大化けするのかどうかは、わかりませんね。

プロの画商なら、「こいつは化ける!」と、投資していくのでしょうけど。

(「化ける」というのは、現代アーティストのポジションからは落脱ということになるのでしょうけど。)

 

というわけで、我々芸術の素人は、素直な気持ちで作品を見て眺めて、作家のお話をきいて、フーンと感心して、その後はすっかり忘れて、たまにニュースになった時に、あ、本物見たことある! と友達に自慢したりするのがいいと思います。

それが素人流現代アートの楽しみ方といえましょう。

 

お金に余裕のある人は、好きになれそうな作品を買ってみて、家の壁なんぞに飾っておくのが良いかと思います。無名作家の作品なら、そんなに値段も高くもないでしょうし。

もしかすると、一般世間が作家の感性に追いついて、自分ちの壁の絵が現代アートじゃなくなって、値段があがって大儲けできるかもしれません。

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